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光治療は、レーザー治療とは異なりダウンタイムなしに皮膚の若返り効果を得られる治療法です。光は皮膚の浅い層(表皮)の中にある色の濃い部分に直接働きかけ、シミやソバカスを改善すると同時に細胞のターンオーバーを促進することにより停滞したメラニンの排泄を高めます。又、皮膚の深い層(真皮)に対しては拡張した毛細血管に反応して赤みを軽減させるとともに、線維芽細胞にも作用しコラーゲンの増生を導くことにより肌の質感やはりの無さを改善することも期待できます。
フォトブライトの最上位機種であるライムライトの発振波長は520nm~1100nmですが、メラニンとヘモグロビンに最も吸収の良い520nm~590nmの波長帯の割合(発振の強度)を色黒~色白といった一人一人に本来そなわっている肌質やシミが目立つ・赤みが目立つといった現在の皮膚症状に応じて適宜選択することが可能です。従って、従来の光治療で効果が十分とは言えなかったシミ・ソバカス、赤みに対しても更なる改善を期待することができます。又、照射に先立つ皮膚の冷却温度もきめ細かく設定されており照射時の痛みが極めて少ないことも特筆に値します。
光老化をはじめとする加齢による皮膚変化には様々のものがあります。シミ・ソバカス、赤ら顔・毛細血管拡張症、ニキビ跡の赤み、毛穴の開き(開大毛孔)、肌の質感における乱れなどの混在した症状を同時に、かつ皮膚にほとんどダメージを加えることなく改善していきます。さらに、コラーゲンの産生を促し、年齢とともに失われてくるハリを取り戻すこともある程度可能で、限定的ではありますが小ジワにも効果が期待できます。 逆に色調の濃い肝斑、両側性遅発性太田母斑様色素斑、太田母斑のようなアザ、深く刻まれたシワ、タルミなどは適応外の症状であると考えられ他の治療法を選択することとなります。
フォトブライトでは、レーザーのように目的を絞り込んだ上での局所的な効果を狙うのではなく、繰り返しの面的照射により皮膚全体の状態を段階的に底上げし、肌の印象を向上させて輝かせる(brighten)ことを目的とします。
光治療では、レーザーによる治療と異なり明確なカサブタは形成されないため絆創膏を貼ったり、お化粧が制限されたりすることはありません。治療直後からほぼ通常通りの生活が可能です。しかし、より高い効果を引き出すために治療後には幾つかのポイントに注意が必要です。
レーザー治療ではシミならシミ、赤みなら赤みというように目的を絞り込んだ上で病変を局所的に治療します。一方、フォトブライトではエイジングに伴う様々な皮膚変化を総合的に、かつ同時に改善し肌全体を健康的に輝かせる(brighten)ことを目的としています。照射後に、カサブタができることはほとんどなく日常生活に支障のないダウンタイムフリーの治療法です。従って、周囲に気づかれることなく症状が軽快することも期待できますが一定の周期(通常1カ月に1回)で照射を繰り返していく必要があります。
従来の光治療では、白人のために開発された機器がそのまま導入され黄色人種である日本人の皮膚治療に用いられてきました。フォトブライトでは、開発段階から日本人医師が携わっているために日本人の肌質にあった適切な光を、よりきめ細やかに選択することが可能です。つまり、照射条件や冷却温度を様々に組み合わせたプログラムを、色白~色黒といった本来そなわっている肌質に加えて、シミが目立つ・赤みが目立つといった現在の症状にも併せて対応させることができます。照射スポットが大きく、連射スピードも速いので顔全体でも10分程度という短時間での治療が可能です。又、従来の光治療と比較して治療時の痛みが極めて少ないことも見逃せないポイントです。